2022年7月に初めて行った「勝ち飯®」講習会では、選手たちに栄養への「気づき」、「勝ち飯®」メニューやアミノバイタルの摂取の体験をしてもらいました。
以降、強化選手合宿や国内外大会に帯同する中で、「ビクトリープロジェクト®」上野と鈴木は、新たに、選手たちにバトルでのエネルギー不足、バテという課題があることに気が付きました。
そこで今回は、一日に何度も試合を行う選手たちが"最後まで全力"で、かつ、"自分のイメージ通り"に動き続けるために、「エネルギー」が重要であることを伝えるべく、栄養講習会を実施しました。
今回の講習会では、選手たちがベストパフォーマンスを発揮するためのポイントを2点お伝えしました。
① バトル当日ムーブを重ねてもエネルギーを切らさないようにする
② バトル当日までカラダをいい状態に保つ
選手たちは、試合の動きやすさを考え、バトル当日は昼食を摂る習慣がありません。しかし、一日に何試合もする中で、エネルギーが途中で切れてしまい、パフォーマンスが低下してしまうことも。
そこで、「ビクトリープロジェクト®」上野・鈴木は、バトル当日に自分のカラダに何が起きているのかを正しく理解してもらえるよう説明。
ブレイキンのような短時間で激しく動く時のエネルギー源を「筋グリコーゲン」といい、筋グリコーゲンは枯渇すると一度の食事では元に戻らないため、"ちょこちょこ飲み""ちょこちょこ食べ"で、使ったエネルギーをその場で補給することが重要だということを選手に伝えました。
また、試合当日までに筋グリコーゲン(エネルギー)を貯めておくことの必要性についても伝授しました。
「何のために食べるか」を考えてもらえるよう、今回も「勝ち飯®」の実践テクニックを提案。5つの輪(主食、主菜、副菜、汁物、牛乳・乳製品)を食事の基本形としながらも、大会期間中などは、エネルギーを蓄えるために、主食をいつもより多めにし、主菜は脂質を抑えて少なめにすることなど、タイミングに合わせたテクニックをお伝えしました。
今回の講習会は、練習後の疲れている時間帯での実施でしたが、そんな中でも選手たちが聞き入ってくれたことがとても印象的でした。
ブースには「ビクトリープロジェクト®」メンバーが常駐し、選手とコミュニケーションを取りながら、バトルの合間の"ちょこちょこ飲み/ちょこちょこ食べ"を推奨しました。
選手たちは次々にブースに立ち寄り、合宿が進むにつれ"パフォーマンスの合間に何かをくちにすること(=「補食」摂取)"が習慣化しているようでした。
2023年2月の「WDSF Breaking for Gold World Series in北九州」で提供を始め、好評を得た「パワーボール®」の調理コーナー。今回は、「ビクトリープロジェクト®」ブースの向かいに設置。"簡単"で"おいしい"体験をすることで、普段の生活の中でも実践してもらいたいという狙いから、炊飯器と小分けを容易にするアイスクリームディッシャーを用意し、自分で作ってもらいました。
今回の合宿では、選手たち1人1人とのコミュニケーションを大切にし、選手たちの異なる生活環境や健康状態、嗜好性などのパーソナル情報に合わせたコンディショニングサポートを提案しました。
対面で揃う機会が少ない中 今回は選手たちのコンディションを知ることができ、個別の深堀もすることができた非常に貴重で、学びの多い3日間となりました。
春季強化合宿を無事に終え、2023年4月リオデジャネイロで行われた国際大会では、今まで練習中やバトル中の水分補給は基本"水"だった選手たちが、試合中に補食を摂る姿がありました。
「パワーボール®」を片手にみそ汁をつくる選手や、「今のタイミンだったら固形物(「パワーボール®」)いっちゃっても大丈夫ですかね?」と聞きに来てくれる選手が増え、選手たちの考え方の変化を見ることが出来ました。
「ビクトリープロジェクト®」は、これからも選手たちと綿密なコミュニケーションを図りながら、選手たちが「最後まで自分を貫けるよう」、「勝ち飯®」で栄養サポートしていきます。今後の活躍に乞うご期待!