2022シーズンをもって引退した元スピードスケート日本代表の加藤条治さん。現在は、スピードスケートのコーチとして後輩育成や、スポーツ普及活動など、新たな道で活躍をされています。味の素㈱「ビクトリープロジェクト®」は、2020年4月から加藤さんとサポート契約を交わし、引退直前までの最後の選手生活を"共に戦うパートナー"としてサポートしてきました。
今回は、加藤条治さんに当時のサポートのことや、トレーニングを支えた「勝ち飯®」のこと、さらに今後の目標についてお話を聞かせて頂きました。
"カラダを大きくしたいけど、食が細くあまり食べられない"や、"栄養バランスの良い食事を準備するのが大変"など、食で悩む方も参考にできるポイントもご紹介します!
――高校時代から世界で活躍されていましたが、当時は「食」に関して意識されていましたか?
実は、高校生まで食が細く、ガリガリ...カラダも小さかったんです。
でも、高校で「おかわりシステム」というものがあって、強制的に食事の量を増やす事で
カラダも大きくなっていきました。トレーニング量も多く、お腹も減るので、無理して食べる事はなかったですが、野菜は苦手でした。栄養のことも勉強していたので、カラダにとって必要なものとして食べていました。ただ、今でもピーマンは苦手で、サポート始まって「チンジャオロース」が出てきたときは"まじか・・・"と思いましたね(笑)
あと、未だに実家に帰ると「野菜食べられるんだね」と親に言われます(笑)
(▼とても気さくな人柄で、終始笑顔で質問に答えてくれる加藤条治さん)
【「ビクトリープロジェクト®」サポート活動について】
――2020年4月から本格的にサポートを開始。サポート前後での一番の変化は?
一番変わったのは、カラダの状態を数値化して「見える化」するようにしたことです。
以前から、日々のトレーニング内容と体重は手帳に記録していましたが、そのデータを活かす意識はなく、活かし方も分かりませんでした。カラダの状態は自分の感覚頼りで、鏡を見て確認する程度。でも、サポート開始後すぐに栗原さんが過去数年分の手帳の記録をデータでグラフ化してくれて、自分の傾向を把握することができました。
――課題は発見できましたか?
体脂肪率が多いことですね。
ただ、以前、体脂肪を減らそうと食事制限をしたら、体調を崩したり、パフォーマンスが落ちたりしたので、変に制限はしたくないと思っていました。
――「ビクトリープロジェクト®」は、日々の食事アドバイスや、合宿や遠征にも帯同して「勝ち飯®」やカラダのケアをサポートしていましたが、変化はありました?
しっかり(体重などの)数字にも出てきて、"無理せず、正しく食べたらカラダは変わるんだ!"と実感しました。カラダのケアも普段はセルフケアなので、プロのトレーナーさんにしっかりカラダを整えてもらうことで、だいぶ調子も変わりました。
特に合宿や遠征で家を離れると崩れがちだったコンディションが、安定するようになりました。以前は、練習や試合で追い込んだ後は、疲れてヘトヘト...食欲も、作る気力も無いので、コンビニのお蕎麦などで済ますこともありました。朝食は、ごはんやみそ汁、納豆などバランスは意識していましたが、どうしても野菜は不足していましたね。
でも栗原さんが、包丁も使わず、簡単に、おいしく作れる「勝ち飯®」時短メニューを組み立ててくれたおかげで、一人でも栄養バランスの良い食事を摂れるようになりました。
そして何より作るのが楽しかったです!
(▼左:ご自身で調理したチゲ鍋、右:包丁要らずの「勝ち飯®」)
――「作るのが楽しい」というコメントは新しいですね!何が楽しかったんですか?
今まで身近にあったコンビニや冷凍食品で「できるじゃん!!」という新発見の連続で、とにかく楽しかったです!しかも、おいしくてビックリ!短時間でできるので、タイムを測るのも楽しくて、栗原さんに「今日は6分で完成しました!」と料理画像と一緒に報告もしていました(笑)
――特においしかったメニューは?
「鍋キューブ®うま辛キムチ味」でつくるチゲ鍋ですね。
あとは、味の素冷凍食品㈱の炭火焼き鳥やフレンチトーストもおいしくて感動しました!
――「ForATHLETEギョーザ」はいかがでした?
・・・!あれ、本当にすごいです!
何がって、作るのが(水・油なしで)本当に簡単!おいしいのに、罪悪感無く食べられ、目的に応じて使い分けられるのも良いです!本当にアスリートにとってベストなギョーザですよ!
ー言って欲しいコメントを全て盛り込んで頂きありがとうございます(笑)
いやいや、本当にそう思っています(笑)
――他に栄養面で気にしていたことはありますか?
意識しなくても、だんだんとカラダにとって大事なもの、必要としているものが好きになって、そういうものを食べたくなるようになりました。逆に不要なものは、食べたいと思わないですし、おいしいと思わなくなりましたね。
――印象に残っているエピソードは?
「チーム加藤条治」を結成して本当にたくさん支えてくれ、特に合宿中は隣の部屋を借りて、寄り添ってサポートしてくれたことです。自分がいない間に、わざわざ往復2時間かけてお弁当だけ持ってきてくれたことも嬉しい&驚きのエピソードです。お陰様で、気合も入り、サポートのエネルギーを、自分のチカラにして、パフォーマンスを発揮する事ができました!
【ベテランアスリートとして】
――37歳まで現役続行。カラダや気持ちに衰えや変化を感じることは?
気持ちは変わらなかったです。とにかくスピードスケートが大好きで、「自分のため」と思うと、追い込むのも好きでした。ただ、カラダの方は、30歳の時に膝をケガしてから思うようにトレーニングが出来ないことも出てきました・・・。
――トレーニングの内容も変えていきました?
トレーニングは自己流でやってきましたが、色んな方に話を聞いて、トレーニングをアレンジするなど、膝に負担がかからないように工夫していました。
――現役を続ける"一番の支え"になっていたものは?
「家族」です。スピードスケートをよく理解してくれ、奥さんは栄養も勉強して、栄養バランスの良い食事をいつも作って支えてくれました。僕の優先順位は家族が一番なので、合宿や遠征も本当に必要なものだけに参加するようにして、家族(奥様、娘、息子)と多くの時間を過ごせるようにしていました。
(▼奥様が用意してくれる栄養バランスの良い食事)
――最後に、今後の目標や取り組んでみたいことを教えてください。
今は、スピードスケートのコーチとして"想像できること"をやっていますが、今後は"想像できないこと"をやって、スピードスケートだけでなく、スポーツ界に貢献していきたいです。オリンピアンがスポーツの世界から退くのはもったいないと思っているので、色んなスポーツのプレイヤーとしても、まだまだ楽しんでいきたいと思っています。最近はトライアスロンを始めて、早速、来週大会に出場します!
家族を大切にしながら、大好きなスピードスケートと真摯に向き合い、戦い続けた加藤条治さん。改めて現役生活お疲れ様でした。そして、感動をありがとうございました!
これからも「ビクトリープロジェクト®」は、加藤条治さんの"想像できない"未知なる挑戦を応援し続けます。